富岡惣一郎「白の軌跡」
2023年3月25日(土)~7月18日(火)
休 館 日 毎週水曜日(但し、5月3日は開館します。)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)※3月は10:00開館
入 館 料 一般 500円(400円)、小中高校生 250円(200円)
※( )内は20名様以上
南魚沼市民招待日 毎月8の付く日(8日・18日・28日)
〈ニューヨーク・マンハッタンA〉
雪の美しさに魅了された富岡惣一郎は、理想とする白絵の具をもとめ研究を始めます。
そして1962年に「トミオカホワイト」が完成。この白油絵の具で描いた作品は、同年、
第5回現代日本美術展で第1回コンクール賞を受賞、さらに新制作協会賞を受賞し会員
となります。翌年には、第7回サンパウロ国際ビエンナーレ展に出品した《永遠の流れ》
が近代美術館賞を受賞し、国内外で評価を受けました。これを機に画家一本で歩む決心
をし、1965年に渡米。ニューヨーク・ジャパンソサエティーフェローシップに選ばれる
という幸運にも恵まれ、当時、美術の中心地であったニューヨークで7年半の作家生活
を送り、世界的な美術評論家ゴードン・ワッシュバーンから指導を受けました。
作家の国籍やその風土性から生まれる美学、表現する技術、それらは独創的でなければ
ならないことを徹底的に叩き込まれ、独自の世界観や表現方法で“トミオカホワイトの
世界”を作り上げました。
本展では、初期の抽象的な作品から渡米時代、帰国後に巡礼した雪国、“鳥の目”となり
上空から捉えた景色、色彩を取り入れた花火など制作年代順に「白の軌跡」を辿ります。
様々なモチーフで表現された“白の世界”をどうぞご覧ください。