企画展のご案内
富岡惣一郎「果てしなき白の旅」
2026年7月19日(土)~11月17日(火)
休 館 日 毎週水曜日 (但し、8月5日、8月12日、9月23日、10月の水曜、11月4日は開館)
9月3日(木)、9月29日(火)、9月24日(木)
開館時間 9:00~17:00(最終受付は16:30です。)
入 館 料 一般 500円(400円)、小中高校生 250円(200円)
※( )内は20名様以上
南魚沼市民招待日 毎月8の付く日(8日・18・28日)
9月4日(金)~28日(月)
同時開催展 藤岡一之作品展-視点の先-
9月4日(金)~28日(月)
※こちらの期間は、富岡作品が39点から20点ほどに減ります。
洋画家・富岡惣一郎は雪深い新潟県上越市に生まれ育ちました。
故郷の厳しくも美しい冬の景色は富岡の心に刻まれ、画家となった際に主題として選んだものは雪でした。
純白の世界を当時市販されていた絵の具で表現しても、数か月ほど経つと黄変や亀裂が生じ白色を保つことが
できなかったため、富岡はメーカーと共同して白色絵の具の開発を行い、数年後にようやく理想とするものが
完成します。また、平滑な画面を作るためのペインティングナイフや継ぎ目の少ないキャンバスを特注し、
これらを使用した描画方法により唯一無二の作品を生み出すことに成功しました。それらは国内外で受賞を
果たし、後に、富岡はニューヨークに拠点を移します。
そこでは、独創性や独自性を持たない画家は国際的に通用しないということを学びます。富岡は、日本人
であることや雪国生まれの自身が持つ美学から生み出せるものは何かを問答し、自分だけの「白の世界」に
辿り着きました。
取材においては、米国の氷河や国内の雪国を巡礼し、地上はもとより上空からの飛行取材で鳥の目のように
捉える手法を取り入れ、見たものすべてを描かずに本質だけを残す“引き算”により表現しています。また、
モチーフは雪の白色に留まらず霧や水、風や雲、星などへと変化し、常に探求心を持ち続けました。
果てしなく続くと思っていた白の旅もやがて終わりを迎えます。当館が開館し3年が経過した頃でした。
「星」作品の制作中に体調を崩し、翌年72歳でこの世を去ることとなります。多くの作品を生んだ富岡は、
雪国で生まれた作品を当地に遺しました。本展では、収蔵品約640点の中から約40点を展示し、初期から晩年
までの作品で白の軌跡を辿ります。 「トミオカホワイトの世界」をどうぞお楽しみください。