鈴木 牧之(すずき ぼくし)

牧之左斜像『北越雪譜』の著者、鈴木牧之は明和7年(1770)塩沢に
生れました。幼名:弥太郎、元服後:儀三治
牧之の家は、代々縮の仲買商を家業とし、父の影響を
受け幼い頃から学問や文芸の道に励みました。
父親は俳諧に親しみ、俳号を「牧水」と名のっていました。
息子も、それを習い「牧之(ぼくし)」と俳号を決めたのでした。
牧之の交友は広く、作家では山東京伝や弟の山東京山、
十返舎一九、滝沢馬琴など、その他、画家や書家、俳人、
役者など200人余りにのぼっています。
学問や文芸にたけ几帳面であった牧之が遺した資料から、
当時の文人や画家などの様子をうかがい知ることができ
ます。

牧之の座像は、牧之が描いた「父母の図」の父 恒右衛門と
牧之の子孫青木源左衛門の写真からモンタージュされ、
昭和8年、浦佐(現南魚沼市浦佐)の彫刻家 井口喜夫氏によって制作されました。

 

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『北越雪譜』初版本

 

 紆余曲折の末に出版され、当時ベストセラーとなった『北越雪譜』には、
 越後の雪、雪国に暮らす様子、越後縮、越後の不思議、自然、生き物、
 わざわい、祭りなど全部で125話、挿絵55図が収録されています。

 地方の伝説を興味本位に書いたものではなく、雪崩や吹雪の話のように
 生々しいまでの雪の恐ろしさや、雪のない地方の人には実感しにくい、
 雪国の本当の姿などを記しており、7冊発刊されました。



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