越後上布の原料である苧麻(からむし又はちょま)畑の野焼き作業に参加しました。
期日■2022年6月9日(木) 午前中
場所■南魚沼市栃窪
越後上布技術保存協会の方々と栃窪小学校児童の協力で今年も行われました。
前日までの雨のせいか、なかなか燃えず苦労しましたが、皆さん一生懸命に作業をしました。
[作業の様子]
野焼き準備① ■ 畑の雑草やすでに伸びていた苧麻も刈り取ります。
野焼きの準備② ■ 苧畑の上に、秋に刈り取っておいたカヤを敷いていきます。
野焼き点火 ■ 乾いた杉の葉に火をつけて、野焼きが始まりました。今年は燃えにくく苦戦しました。
(写真は越後上布技術保存協会の中島会長さん)
野焼き終了 ■ 全体が燃えた後、水を撒いて、肥料を撒きます。
仕上げ作業 ■ 畑の周りに杭を立ててネットを張り、「苧麻畑」の看板を付けて作業完了です。
今年の苧麻も元気に伸びますように、苧麻を刈るのは8月上旬が予定です。
・苧麻を刈るのを「苧刈り(おがり)」
・苧刈りした苧麻の葉を取り、茎の皮から繊維を取り出す作業を「苧引き(おびき)」
・苧引いた繊維を「青苧(あおそ)」といい、青苧を細く裂いて糸にしてつなげることを「苧績み(おうみ)」
糸となった苧麻は越後上布・小千谷縮布という素敵な着物になります。
★鈴木牧之記念館では、夏休みに |