富岡惣一郎「雪の美を生む」


企画展のご案内

富岡惣一郎「雪の美を生む」

2025年11月22日(土)~2026年3月17日(火)

 

休  館  日 毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
     12月15日(月)~2026年1月3日(土)
     *資料燻蒸及び年末年始のため休館します。    


開館時間 9:00~17:00(最終受付は16:30です。)
                   12月~3月は、10:00開館となります。

     

入  館  料 一般 500円(400円)、小中高校生 250円(200円)
     ※( )内は20名様以上

南魚沼市民招待日 毎月8の付く日(8日・18・28日)

 

 

 豪雪地である新潟県上越市出身の洋画家 富岡惣一郎は、故郷の純白で雄大な冬景色に魅了され、
雪国生まれの自分だからこそ描ける世界があると、画家となった際に主題としたものは雪でした。
 富岡の創作において雪の美を表現するために白絵の具はとても重要でしたが、1950年代当時の
絵の具では時間の経過とともに白色を保てず、作品が劣化するという問題が生じます。白以外の
色彩を使用し描くも諦めきれない富岡は、自ら白油絵の具の開発に取りかかります。紆余曲折を
乗り越え、数年の時を経て1962年に理想とするものが完成。その絵の具で描いた作品は国内外で
受賞を果たします。これを機に画家として独り立ちする決心をし渡米、そこでは独自性・独創性
のある仕事を求められました。富岡は描画方法や道具を独自に考案し、さらには大地を地上のみ
ならず上空から多角的に捉える取材方法で、「白の世界」を確立。その後も雪の美を主題とした
探求は72歳で生涯を閉じるまで続きました。
 
富岡の作品は主題を簡潔に表現しているため、海外では俳句のようだと評価されました。鑑賞
する人によって様々な捉え方が存在し、また富岡もそれを望んでいたようです。

富岡の言葉を紹介します。

「画を難しく考えることはない。好きな画を見つけ、自分なりに感じとる世界を静かに楽しめばよい。」

 当館には独創的に描かれた「白の世界」シリーズの油彩画約500点をはじめ、墨絵やリトグラフ
を収蔵しています。その中から本展では、油彩画を中心に初期から晩年までの作品で富岡の軌跡を

辿ります。お好きな作品を見つけにぜひご来館ください。
 また、これから迎える冬はどのような美しい景色を見せてくれるでしょうか。作品とともに館外
に広がる実景もお楽しみいただければ幸いです。


            

開館カレンダー         開館日(緑) 休館日(ピンク)  臨時休館日(オレンジ)

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