富岡惣一郎 没後30年
トミオカホワイトの世界
2024年7月20(土)~11月19日(火)
休 館 日 毎週水曜日(但し、8月7日・8月14日・10月の水曜日・11月6日は開館)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
11月12日(火)は15:00で閉館します。
入 館 料 一般 500円(400円)、小中高校生 250円(200円)
※( )内は20名様以上
南魚沼市民招待日 毎月8の付く日(8日・18日・28日)
《信濃川・卯の木D》F60/1984年
今年は、富岡惣一郎(1922-1994)没後30年にあたります。
上越市生まれの富岡が40年にわたる画業において追求したものは、独創的な白の世界でした。
1965年に渡米した際、国籍や風土性から生まれる独自の美学とそれを表現する技術がなければ
国際的に通用する作家になれないと指導を受けます。そこで富岡がテーマに選んだものは雪で
した。白と黒を基調とした作風で表現する中、白油絵の具は必要不可欠でした。しかし、当時
の絵の具は黄変・亀裂・剥離が起こり大きな壁となります。諦めきれない富岡は絵の具を開発
し問題を克服します。その執念は雪国人の忍耐強さからきているものなのかもしれません。
また、独自の絵の具“トミオカホワイト”の白は、どこか温かみが感じられます。それは雪国を
愛した富岡だからこそ作ることができた色なのでしょう。
本展では、様々なモチーフと富岡が残した言葉とともに画家の軌跡を紹介いたします。
トミオカホワイトの世界を楽しみながら、お好きな作品を見つけていただければ幸いです。
作品リスト(クリックするとご覧いただけます)