富岡惣一郎 没後30年「雪国人」
2024年11月23(土祝)~2025年3月16日(日)
休 館 日 毎週水曜日、12月16日(月)~2025年1月3日(金)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
12月からは10:00開館となります。
入 館 料 一般 500円(400円)、小中高校生 250円(200円)
※( )内は20名様以上
南魚沼市民招待日 毎月8の付く日(8日・18日・28日)
洋画家 富岡惣一郎(1922-1994)は、雪が作り出す美しい風景を独創的に表現しました。
雪深い新潟県上越市に生まれ育った富岡は、冬の生活に不便さがつきまとうものの、
その一方で白の芸術空間に浸かることができると感じていました。そして、青年期
まで過ごした故郷の情景は心に刻まれ、画家となり選んだテーマは“雪”でした。
雪国生まれである自分だからこそ表現できる世界があると考えた富岡は、自身が理想
とする白絵の具を開発するとともに、継ぎ目の少ないキャンバスや絵の具を塗る・
削るための描画道具などを特注し、雪の美を表すための追求を惜しみませんでした。
さらには、多角的に雪景を観照したいと考え、ヘリコプター取材〈バーズ・アイ〉を
試みます。これにより、創作の幅が広がりました。
白の探求は雪景色に留まらず常に新しいモチーフに挑戦し、独自の世界を創り上げてきた
富岡ですが、1993年に「星」作品の制作中に体調を崩し、翌年に72歳の生涯を閉じます。
本展では、雪国人として最期まで追求し続けた白の軌跡を辿ります。
トミオカホワイトの世界は、冬を迎えた南魚沼の自然美とともにご覧いただくことで、
より深くご鑑賞いただけるのではないでしょうか。
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